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Head Firstソフトウェア開発 を読んでみた

本を読む→レビュー
なルーチンを復活させよう計画。

今回は
を図書館で見つけて借りて夏休み中放置していて返却日が迫ってきたので慌てて読んでまとめました。

1. 概要

似たような内容のHeadFirstシリーズに
等があります。
一部内容が被ってたりしており、割合的には
オブジェクト指向分析設計 : デザインパターン : オリジナル(+α) = 3 : 1 : 6
位のイメージ。

ちなみに似た内容の方の本2冊は買ってます。今回のは返却済み。

2. +αのこと

被っている内容については各本を参照してもらうとして、この本独自の点をあれこれ。

I. 繰り返し

一番重視されているのが「繰り返し」。
小さい単位では、毎朝スタンドアップミーティングを行い、現在の進捗や気づいたこと、今日の作業の妨げになり得る案件等を報告しあう繰り返し。
大きい単位では、納期までに結果を納品し、それに対しての反省から次のプロジェクトの見積を計算しなおす繰り返し。
等、各単位での繰り返しを行うことで、常に現状を確認し、予想で物事を考えないようなシステムを作ることが重要としています。

II. バーンダウンチャート

単語として知らなかったのでピックアップ。
詳細は本を読んでもらったほうが良いと思いますが。これも現状把握の一手段です。

III. バージョン管理

Subversionの導入について軽くですが触れられており、導入からチェックアウト、タグやブランチの付け方、考え方などがある程度理解できます。
詳細まで解説するとページ数がいくらあっても足りないので、本当に触りだけですが、これだけでも知っているのと知っていないのとでは共同開発の効率に差が出そうな感じです。

IV. テスト(テスト駆動開発)

これも軽くですが触れられていました。テストのコンパイル、単体テストの自動化方法や、テスト駆動開発の考え方と、その効果、利便性などが解説されています。
結合テストに関してはあまり触れられてません。

3. 総評

本の内容としては、基本的なプロジェクトにおける設計~開発~納品~の流れにおける、工数等の見積の方法と、その見積の維持(修正)と管理方法が広く解説されていました。
各ツールの使用方法や、細かい設計等については専門の本を読むべきだと思いますが、開発においていきなり予想でコーディングを始めることの危なさや、無駄な時間のように思える設計や工数見積の時間をしっかり取ることの重要性を知る・確認するのには良い本だと思います。

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